「ねえ冥加、先生とどんなことをしてたの?」
先生が来る前。
僕らは二人で予習をする。
「どんなって……」
悔しそうな表情で僕を睨み付ける。
その表情が僕にはたまらなく心地いい。
猫を被っている作り笑いなんかいらない。
本心、本性をさらけ出して欲しい。
「今やっているようなことをさせられた」
僕の、ふぅん、という言葉で会話が途切れる。
会話が途切れどちらからともなく予習は再開される。
今、僕らはお互いのものを舐めあっている。
互いの名前を呼ぶことも、顔を見ることすらしない。
もっともこんな体勢で見れるわけがないのだが。
ただ、いつも先生にするように、今は冥加にするんだ。
- 作品名
- 予習
- 登録日時
- 2010/03/30(火) 02:52
- 分類
- 未分類